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ヤンマーのトラクターを手放すことになったとき、どのくらいの評価になるのか気になると思います。
先にお伝えします。型式ごとの金額一覧は、この記事には載せていません。同じ型式でも稼働時間・保管状態・作業機の有無で結果が大きく変わるためです。
代わりに、ヤンマーの機械で何が評価されるのかと、型式・年式をどう調べるかを整理します。ここが分かれば、提示された金額を自分で判断できるようになります。
ヤンマーのトラクターが評価されやすい理由
国内で広く使われている
使っている農家が多いということは、中古で欲しい人も多いということです。買い手が見つかりやすい分、業者も値をつけやすくなります。
流通量が少ないメーカーでは、扱いに慣れた業者かどうかで評価が揺れます。ヤンマーはその揺れが比較的小さい傾向があります。
中古部品が流通している
中古機を買う人にとって、部品が手に入るかどうかは重要です。直せる見通しが立つ機械は、安心して買えます。
販売台数が多いメーカーは、中古部品の流通も豊富です。これが古い機械の評価を下支えします。
海外でも名前が通っている
日本製の中古農機具には海外の需要があります。名前の知られたメーカーの機械は、現地でも買い手がつきやすくなります。
国内では古すぎると見なされる年式でも、海外では現役として扱われることがあります。低年式のヤンマー機に金額が出るのは、この需要が背景にあります。
ヤンマートラクターの型式と年式の調べ方
査定を依頼する前に、型式と年式を控えておくと話が早く進みます。ヤンマーは公式サイトで確認する手段を用意しています。
型式名は取扱説明書と本体で確認する
ヤンマーは、型式名と製造番号の機体上の表示位置について、取扱説明書の「サービスと保証について」のページに記載していると案内しています。
出典:ヤンマー よくあるご質問「農業機械の型式名はどこに表示されていますか?」
説明書が手元にない場合は、エンジン周りや運転席の側面を探してみてください。金属のプレートやシールに刻まれていることが多い部分です。
読み取れない場合は、その部分の写真を撮っておけば業者側で判断できます。
年式は公式の「製造年検索」で調べられる
ヤンマーは、農業機械の製造年検索を公式サイトで提供しています。機種のカテゴリを選び、型式名を入力すると製造開始年と製造終了年が確認できます。
出典:ヤンマー「製造年検索|アフターサービス・サポート|農業」
- 対象は1980年以降に製造された製品です
- すべての製品を網羅しているわけではありません
- 分かるのは製造の期間であり、その機体の製造日までは特定できません
購入時期が分からない機械でも、型式さえ分かれば年代の目安がつきます。査定の場で話が早くなります。
なお、年式が分からなくても査定は受けられます。無理に調べ上げる必要はありません。
3メーカーの公式検索の手順は、別の記事にまとめています。
ヤンマーのトラクターで評価されやすい仕様の条件
ヤンマーに限らず、次の仕様は中古市場で需要があります。
| 仕様 | 評価の傾向 | 理由 |
|---|---|---|
| 4WD | 有利になりやすい | 作業条件の幅が広い |
| キャビン付き | 国内で需要がある | 快適性が高い |
| 一般的な馬力帯 | 買い手が多い | 多くの農地で使える |
| 作業機が揃っている | まとめて評価される | そのまま使える状態で売れる |
| 特殊仕様 | 買い手を選ぶ | 用途が限られる |
ただし、仕様の有利不利は売り先によって変わります。輸出先によっては、簡素な仕様のほうが好まれることもあります。
だからこそ、販路の違う複数社に見積もりを取る意味があります。
ヤンマーのトラクター査定で見られるポイント
出張査定では、担当者が実機を確認していきます。主に見られるのは次の箇所です。
- エンジン|始動性、異音、排気の色、オイル漏れの有無
- ミッション・クラッチ|変速がスムーズに入るか
- 油圧とPTO|作業機が上下するか、動力が伝わるか(PTO=作業機に動力を伝える回転軸)
- アワーメーター|稼働時間の数値と、計器が動いているか
- タイヤ|溝の残りとひび割れ
- 外装とサビ|表面のサビか、内部まで進んだ腐食か
アワーメーター(=エンジンの稼働時間計)は自動車の走行距離にあたる指標です。数値が少ないほど有利になります。
ただし数値だけでは決まりません。稼働時間が長くても、点検と部品交換を続けてきた機械は状態がよく保たれます。整備記録があれば必ず見せてください。
→ トラクター買取相場|年式・アワーメーター・メーカーで決まる
\1社だけでは買取相場は分かりません /
ヤンマーとクボタで評価はどう違うか
「どちらが高く売れるのか」という質問をよく受けます。結論から言うと、メーカーの違いより機械の状態のほうが影響は大きくなります。
そのうえで、傾向として言えることを整理します。
| 観点 | 共通していること | 差が出やすいところ |
|---|---|---|
| 国内の買い手 | どちらも広く使われている | 地域によって普及の偏りがある |
| 中古部品 | どちらも流通している | 型式ごとの生産台数で変わる |
| 海外の需要 | どちらも名前が知られている | 輸出先によって好みが分かれる |
| 業者の対応 | ほとんどの業者が扱える | 販路の有無で金額が開く |
どちらのメーカーも、扱える業者が多いという点では同じです。裏を返すと、メーカー名だけで金額が跳ねることはありません。
地域によって普及しているメーカーは偏ります。地元の農機具店に出す場合は、その地域で使われているメーカーかどうかが効いてきます。
→ クボタのトラクター買取相場|人気型式と評価されるポイント
→ トラクター買取の業者選び|メーカー別の得意不得意
ヤンマーのトラクターを高く売るための準備
- 泥や土を落とす|サビや損傷の状態を正しく見てもらえます
- 型式を控える|銘板の写真を撮り、公式の製造年検索で年代を確認しておきます
- 整備記録・取扱説明書を揃える|稼働時間を補う材料になります
- 作業機をまとめて出す|ロータリー等が揃うと評価されます
- 不具合を先に伝える|後からの減額を防げます
- 複数社に見積もりを取る|これが最も効果があります
売る前に修理する必要はありません。修理代のほうが上乗せ額を上回ることが多く、業者は自社で直す前提で査定します。
塗装のやり直しも避けてください。補修跡と見なされ、かえって不利になることがあります。
ヤンマーのトラクターはどこに売るのがよいか
ヤンマーの機械は、JA・メーカー系販売店・買取専門業者のいずれでも扱われます。
新しい機械への買い替えと同時なら、販売店やJAでの下取りが進めやすい方法です。手続きが確実で、納品と引き取りを同じ日程で調整できます。
買い替えの予定がない場合、または年式が古い場合は、販路の広い買取専門業者を候補に入れてください。
トラクターは大型機です。売り手が運ぶ必要はなく、出張査定と引き取りを前提に依頼できます。
→ 農機具買取業者の選び方|一括見積もりと専門店の違い
→ JAに農機具を売る・処分する|専門業者との違い
ヤンマーのトラクター買取でよくある質問
ヤンマーとクボタでは、どちらが高く売れますか
メーカーだけで金額が決まるわけではありません。稼働状態・年式・稼働時間・作業機の有無のほうが影響は大きくなります。
どちらも扱える業者が多いメーカーです。差が出るのは業者の販路のほうです。
型式が分かりません。査定できますか
できます。銘板の写真を撮っておけば業者側で判断できます。
型式が読み取れる場合は、ヤンマー公式の製造年検索で年代の目安を確認しておくと話が早くなります。
エンジンがかからないヤンマー機でも売れますか
部品取りや修理を前提とした需要があります。処分費用を払う前に査定を受けてください。
1980年より前の機械です。年式は調べられますか
公式の製造年検索は1980年以降が対象のため、それ以前の機械は確認できません。
年式が分からなくても査定は受けられます。購入した時期がおおよそ分かれば、それを伝えるだけで十分です。
作業機だけでも買い取ってもらえますか
単体でも需要があります。ただし本体とまとめたほうが評価されやすくなります。
査定は無料ですか
出張査定を無料としている業者が一般的です。条件は業者によって異なるため、依頼時に確認してください。
見積もりを取ったあとに断っても構いません。
まとめ
- ヤンマーは流通量と部品の入手性から、中古市場で引き合いが安定しやすい
- 型式名の表示位置は取扱説明書の「サービスと保証について」に記載がある
- 年式は公式の製造年検索で確認できる(1980年以降・全製品は網羅していない)
- 評価されやすいのは4WD・キャビン付き・一般的な馬力帯・作業機付き
- クボタとの差より、業者の販路の差のほうが金額に効く
- 修理も塗装もせず、そのまま複数社に見てもらうのが確実
実際の金額は査定でしか出ません。無料で複数社の見積もりを比較できます。
\申し込みは無料・全国対応の出張査定 /
フォームのほか、公式サイトの電話ボタンからも申し込めます。
